【すでに耐性があり効果のない薬もある!】淋病の薬とその特徴

淋病を治療して行くには他の性感染症とは違い、気をつけなければならないことがあります

それが、どれだけはやく治療ができるか、つまり1度の治療で治癒させることが必要なるのです。

なぜなら、淋病は薬に対しての耐性を非常に身につけやすいために、中途半端な治療をしてしまうことで、使用した薬に対する耐性を着けて、薬が効かないようになってしまうのです。

実際に淋病がすでに耐性を示している薬が多くあります。梅毒ではその治療効果が非常に発揮されているペニシリンではなんと97.8%の割合で耐性が出てしまっているので、ほとんど効果は無いと言って良いでしょう。

また、性感染症では良く使用されるミノマイシンでは91.1%の耐性があり、シプロキサンでも75.6%もの耐性が表れているのです。

通常は5%を超えてしまうと使用する薬としては適切ではないと言われているので、これらの薬が使用されることは現在ではほとんどありません。

では、使用されている薬はというと、注射や点滴で用いられる薬が中心となってきます

主に使用されているのが、筋肉注射で用いられている抗生物質のセファロスポリン系のセフトリアキソンセフィキシム、また点滴で使用される抗生物質のロセフィンがあります。

ロセフィンに関しては耐性が1.7%であり基準値の範囲内で適切であるといわれていますが、その耐性化が問題となっているのです。

それだけ、淋病は耐性化が問題となる病気でもあるのです。ただし、耐性がないくすりとしては、トロビシン、ニトロフラントイン、ホスホマイシンがあります。

これらの薬は現在の所0%の耐性と言われていますが、今後数値が上がっていく可能性も十分に考えることができるのです。

淋病の場合はもう一つ気をつけることはその他の性感染症が併発してしまっていることです。特にクラミジアが併発していることが多くあります

そのために、検査でも遺伝子検査を行って、両方の病気を同時に発見できるようにしていますし、治療に関しても両方を一変に治療できるようにとアジスロマイシンが用いられることがあります。

注射や点滴ではなく、飲み薬であることもアジスロマイシンの特徴です。また、妊娠している女性なども胎児への影響がない薬なので安心して使用する事ができます。

淋病の治療薬と耐性

淋病はしっかりと治療を行うことで完治するという性感染症の中でも珍しい病気ではありますが、実は薬に対する耐性が非常につきやすいために、使用する抗生物質などの治療薬にも注意が必要となります。

淋病の耐性があると言われている薬は、ペニシリンミノマイシンシプロキサンです。

これらの薬に対して、ペニシリンでは97.8%、ミノマイシンでは91.1%、シプロキサンでは、75.6%も耐性化しているのです。

本来薬は5%を超えた耐性化が認められた時点で不適切であると言われているだけに、この数字だからわかるように効かないとされる薬もあるのです

このような耐性がある淋病ですが、現在使用されている薬は当然いくつかあります。基本的には注射もしくは点滴で1度の治療で治すことを目指していかなければ耐性を着ける原因となってしまいます

使用される治療薬の中で、耐性の数字が0%の薬もあります。それが、トロビシンニトロフラントインホスホマクです。

1.7%という適切な基準値内ではありますが、耐性化が進んでいると言われている薬もあります。

それが、ロセフィンです。耐性化が進んでいると言われていますが、ロセフィンは点滴によって非常に高く血中濃度を上げられるのでほとんど問題になる確率とは言えないので、治療薬として用いられています。

淋病の治療は基本的には注射や点滴ですが、クラミジアなどを併発しやすいために、飲み薬が処方される場合があります。その場合には、アジスロマイシンなどを投与して行きます。

しかし、アジスロマイシンで治療を行う場合にも耐性が気をつけるポイントとなるために、1回のみの服用で、2000mgの服用が必要であると言われています

耐性化がついてしまう淋病という病気の性質上、一度の治療で治しきる必要があるのです。

少しでもウイルスが体に残っていると、すぐに増殖をして再発をさせてしまうので、治療の後1週間以上して、もう一度検査を行いしっかりと治っていることを確認しなければなりません。

抗生物質が効かない淋病

淋病は薬によっては、その効果がほとんど期待できないものもあります。これは、淋病の薬に対する耐性が非常に強くつきやすいことが影響しています。

それだけに、淋病の場合はほとんどがその治療を注射や点滴など、1回で終わらせることができるものを選択しています。

日本性感染症学会が第一選択剤に推奨しているセフェム系の薬でセフトリアキソンを主成分とするロセフィンという薬があります。

この薬を淋病で使用する場合には静脈注射で治療を行います。1.0gを基本的には1度だけ注射をして、終了となります。淋病が喉に感染した場合も同様に、1度のみの注射となります。

その他に使用されるのは、ケニセフやノイセフなどのセフェム系のセフォジジムを主成分とする薬となり、これらの場合は1.0~2.0gを用います。

通常の淋病であれば、ロセフィンと同様に1度のみの注射でその効果は持続します。

しかし、喉に淋病が感染してしまった場合には、1日に1回から2回を1日から3日間その症状などに併せて治療を続けていきます。

ただし、これらの治療は基本的な症状に有効というだけど、その治療期間などは症状などによって変わってきます。

また、もしも感染している淋病がすでにこれらの薬に対して耐性を持っている場合には他の薬を用いなければならず、その際にも効果や治療期間などは変わってきます

最近の研究結果では、ロセフィンでも1%から5%程の耐性を持った淋病があるという事で、現在ある薬に対してもどんどん耐性を持ってしまうのが淋病の非常に恐ろしい特徴なのです。

淋病の治療はこれらの薬をもって、短期の治療期間で治癒していきます。しかしながら、クラミジアなどと同時感染していることが良くあるために、クラミジアも同時に治療をして行くことが必要な場合もあります。

その場合には、上記のような注射や点滴だけでなく、アジスロマイシンなどの飲み薬も使用して、同時に治していきます。

淋病の場合は特に薬に対しての耐性がつきやすいので、1回の治療で完治しなければ、使用した薬への耐性がついてしまうので、注意が必要となります。

市販で購入できる淋病の抗生物質

淋病だけに限ったことではありませんが、現在では、インターネットで個人輸入などということで、様々な薬が購入可能となっています。

淋病に関しては、様々な薬が市販でも購入できるために、病院にいかなくても治療を行うことができます。市販薬で最も有名なのがクラビットでしょう。

ニューキノロン系の抗生物質で、レブフロキサシンを配合しており、淋病だけでなく、膀胱炎、睾丸炎、尿道炎などの炎症だけでなく、クラミジアや子宮内感染、肺炎、気管支炎、中耳炎や歯周病にも効果がある薬です。

その他には、マクロライド系の抗生物質でアジスロマイシンを主成分とするジスロマックアジーもあります。

こちらも様々な病気に効果的で、マイコプラズマ気管支炎、クラミジア尿道炎、子宮頸管炎、ピロリ感染症などにも有効的です。

このジスロマックアジーは血中濃度半減期が長期間続くために、短い服用期間でも長時間効果が持続するという特徴のある薬です。

その他には、ミノサイクリン塩酸塩を主成分とし、テトラサイクリン系の抗生物質であるミノマイシンがあります。

淋病とクラミジアに対しての適応がある薬で、マイコプラズマやリケッチアにも有効ではありますが、ニキビの治療薬としても有名です。そして、グラム陰性菌に強い抗菌力を持つのがオムニセフです。

セフジニルを主成分とするセフェム系の抗生物質で、淋病の他に細菌性の感染症や尿道炎、扁桃炎などにも服用されているセフェム系の第2世代の抗生物質となっています。

淋病は男性はすぐにその症状が出るために、病院などに検査と治療に行きますが、女性の場合はほとんどその症状が出ないために、治療や検査がおくれて重症化してしまうことがあります。

そのために、少し気になることがあれば、インターネットなどでその症状から疑われる病気を調べて、それに対する有効な薬を飲んでおくことも、時間がない忙しい人には一つの手かも知れません

ただし、淋病は抗生物質などに対しての耐性が非常につきやすいために、その都度どの薬が有効か、また有効ではないかということを知っておかなければならないため、やはり病院で早く検査と治療を受けた方が良いでしょう。

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