女性特有の病気である外陰炎になってしまった場合は、薬を使って治すことと下着をこまめに交換することや外陰部を清潔に保つことが治療への近道です。
外陰炎に利用薬は病院で処方してもらわずとも市販でも購入することが可能です。外陰炎は様々な細菌やカビ、ウイルスが原因で感染を引き起こします。
そのために、かゆみどめや抗炎症薬等の他にその原因と6なる菌へ有効な薬を使わなければならないこともあります。
単純にかゆみ止めや炎症を抑える薬で市販で誰でも購入可能な薬と言えば、小林製薬のフェミニーナ軟膏が有名です。
抗ヒスタミン薬であるエンサンジフェンヒドラミン、殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノール、局所麻酔作用のあるリドカインが含まれており、かゆみや腫れなどに効果的です。
その他に軟膏では、池田模範堂のデリケアクリームも有名です。デリケアクリームにはフェミニーナ軟膏と違い局所麻酔作用のあるリドカインが含まれていない代わりに、肌荒れなどを防いでくれるアラントインが配合されています。
そして、炎症を鎮めてくれるグリチルレチン酸も含まれており、かゆさに負けて掻いてしまうのを抑えてくれます。
これらの軟膏はあくまでも対処療法であり、かゆみや腫れ、痛みなどを抑えてくれます。
しかしながら、根本の原因を解決しなければ、また外陰炎を引き起こしてしまう可能性もあるために、外陰炎のもととなるヘルペスやカンジダ、クラミジアなどを抑えなければなりません。
もし外陰炎を引き起こしている原因がヘルペス、カンジダ、クラミジアの場合にはそれに対応した薬も市販されていますので購入は可能です。
しかし、処方箋などがないために完全にその原因菌が特定できていなければ効果がない場合もあります。
もしも、症状が酷くなった場合には、軟膏などと併用して病院で検査をしてもらうのが良いでしょう。
市販で買える外陰炎の薬、軟膏
外陰炎になった場合には基本的にはその原因菌への対処と外陰炎の患部への処置が必要となります。
原因菌への対応はどのウイルスなどが原因かによって変わってくるために病院に行って検査を受けてからでなければ薬は選べません。
しかし、患部の腫れやかゆみ、痛みなどには市販の薬によっても対応が可能となります。
一般的に手に入れやすい外陰炎に効く薬は軟膏となります。軟膏の中でも特に多く使用されているのが、フェミニーナ軟膏で小林製薬から30gで1400円で発売がされています。
フェミニーナ軟膏はかぶれやかゆみを素早く静めてくれる非ステロイド系の軟膏で、局所麻酔作用を持つ成分でかぶれや炎症を抑えてくれるリドカインと抗ヒスタミン作用が有りかゆみの発生を抑えてくれる塩酸ジフェンヒドラミンが配合されているのが特徴です。
また皮膚トラブルの元となる雑菌を殺菌してくれるイソプロピルメチルフェノールも含まれております。
その他に荒れた皮膚を治してくれるトコフェロール酢酸エステルも含まれており、外陰炎だけでなく、生理の時に起こる、かゆみ、下着のかぶれやおりものなどにも有効的で外陰部周辺のかゆみやかぶれ、炎症などにも使用することがで可能です。
使用方法は1日数回、外陰炎の患部に清潔にしてから塗っていきます。
またロート製薬から発売されているフレディメディカルクリームも外陰炎に効果的です。
フレディメディカルクリームにもフェミニーナ軟膏同様に、局所麻酔剤であるリドカインや抗ヒスタミン剤であるジフェンヒドラミンが含まれ、また殺菌効果のあるイソプロピルメチルフェノールが配合され、歯磨き粉にも入っているグリチルリチン酸ニカリウム剤が消炎効果を高め炎症を抑えてくれます。
そして、荒れた肌のために、ビタミンE誘導体である酢酸トコフェロールも含まれており、患部の修復を助けてくれます。
またこの薬の特徴はジェルタイプもあるので、白く残ってしまう心配はありません。日本薬剤のフェミノンも外陰炎に効果があります。
また外陰炎に効果的な薬には「ムヒ」などでも有名な製薬メーカー池田模範堂のデリケアも有名です。デリケアも非ステロイド系の軟膏で、35g1344円で販売されています。
特にジフェンヒドラミンがかゆみのもととなるヒスタミンを抑えかゆみを抑えてくれます、イソプロピルメチルフェノールが雑菌などの繁殖を抑制し、荒れた肌を、アラントインやグリチルレチン酸が整えてくれます。
そして、酢酸トコフェロール、グリチルレチン酸、アラントインなどの効果で荒れた皮膚の血流を改善し、炎症を抑え、皮膚の症状を改善していきます。用法はこちらも1日数回外陰炎の患部を清潔にして塗っていきます。
これらの薬はいずれも市販での購入が可能で、1日に数回患部に直接塗ることで治療をしていきます。
しかし、もしも1週間以上使用を続けても効果が表れない場合は他に原因がある可能性がありますので、病院に行って見てもらう方が良いでしょう。
また、外陰炎がもしも子供にできてしまった場合には、子供専用の軟膏もあります。
子供の場合はあせもやおむつかぶれなどもあるために、どちらにも有効な薬として佐藤製薬のポリベビーがあります。
酸化亜鉛を配合した植物油基剤であり、ステロイドを配合していないために、子供でも安心して使用することができます。
また、ビタミンA、ビタミンD2が含まれているので、皮膚のかさつきなどを防いでくれます。用法は大人と同様に患部に1日1回から2回塗っていきます。
その軟膏も効果は非常にありますが、もしも1週間以上使用しても改善が見られない場合には医師に相談しましょう。
外陰炎のかゆみに効く薬
外陰炎の主な症状としてかゆみや痛みなどがあります。膣炎などと合併して起こっている場合でも、これらの症状は起こり、その重症度や原因などによって、病院などでは薬が処方されます。
特にカビやウイルスなどが原因の場合にはその下人となる菌などに効果的な抗生剤などの軟膏によって治療を行っていきます。
ただし、かゆみがひどい場合には副腎皮質ホルモンナン軟膏、抗炎症剤などを使用して、かゆみを抑えていきます。
もしも、細菌性外陰炎となった場合には、原因となる菌を減らすための薬が必要となります。
元々女性の膣内にはラクトバチルスというホルモンの働きによって、膣内が酸性となり清潔さを保っていますが、性行為や膣内が荒れたりするとこのラクトバチルスが減少し、外陰炎を起こしてしまいます。
症状としてもかゆみや痛みの他に、おりものの増量と悪臭が特徴的です。細菌性外陰炎の場合は、メトロニダゾールやクロラムフェニコールなどの膣錠、または、メトロニダゾールはクリンダマイシンなどの薬を飲むことで治療をしていきます。
強いかゆみと白い酒粕状のおりものが出るときにはカンジダ外陰炎を疑わなければなりません。
カンジダにかかると外陰部だけでなく、膣内も炎症が広がり、糖尿病の人に多く見られますが重症化すると内股全体に広がってしまう場合があります。
これらの特異性外陰炎は原因がわかっており、病院などで薬を処方してもらえば良いのですが、どうしても病院に行くことができず、
かゆみを抑えるために市販の薬などを使用する場合もあります。市販の薬を使用する際には通気性を保ち刺激を与えずに清潔に保つことも重要となってきます。
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