亀頭包皮炎の治し方については、薬を使用すること、そして清潔に保つことがもっとも重要となります。
自然治癒でも治るために、お風呂などで綺麗に洗えば治るかというと実はそうではありません。亀頭包皮炎が治りにくい場合は、洗いすぎなどが治りを遅くしている原因にもなります。
亀頭包皮炎のもっとも多い原因の一つにカンジダがありますが、実は石けんなどでこのカンジダを洗っても綺麗にはなりません。
石けんなどで洗って落ちるのはバイ菌であり、カビの一種であるカンジダは落ちないのです。
そして、バイ菌がいなくなった分カンジダが益々増殖してしまい、亀頭包皮炎を悪化させてしまいます。
亀頭包皮炎の正しい治し方としては、清潔に保つのであれば石けんなどで洗いすぎず、ぬるま湯などで軽く流す程度にしましょう。
その上で、カンジダが原因の場合は、カビ菌を除去する薬を塗ります。アスタット軟膏などの抗真菌剤の塗り薬やステロイド系のグリメサゾン、またこの両方を使用することもあります。
その他に簡単に手に入る薬として、水虫などと同じようにラミシール軟膏、ラミシールクリームなどは市販でも購入することができます。
もしも黄色ブドウ球菌などの雑菌が原因で亀頭包皮炎が起きてしまっている場合はその症状によって抗生物質を服用し、軟膏なども塗っていくことが重要となります。
皮膚の痛みや腫れがあり、炎症がある場合には、ファロム、オゼックス、フロモックスなどの内服薬を使用し、塗り薬である、フシジンレオ、クロマイPなども使用します。
さらにかゆみなども症状としてある場合には、キンダベートやグリメサゾンなどのステロイド系の塗り薬、またクロマイピー、フシジンレオなどの抗生物質も合わせて塗っていく必要が出てきます。
亀頭包皮炎の治し方はその原因菌に対しての薬を使用すること、そして、軟膏やクリームなどで炎症を抑えていくこと、さらには自宅で石けんなどで洗いすぎずに清潔に保つことなどが重要なポイントとなってきます。
男性の陰茎(いんけい)先端部分である亀頭部を覆っている皮膚を包皮(ほうひ)といいます。乳児期には包皮が亀頭部を覆っています(包茎=ほうけい状態)が、成長とともに包皮を翻転(はんてん=ひっ繰り返すこと)できるようになります。包茎状態の場合、包皮と亀頭部の間に細菌が繁殖し、感染すると、亀頭包皮炎を発症します。具体的には黄色ブドウ球菌、大腸菌、レンサ球菌などが原因になることがあるようです。
引用元:亀頭包皮炎-済生会
亀頭包皮炎の治療方法
亀頭包皮炎の場合、治療には大きく分けて2つの方法があります。一つ目は病院に行って治す方法ともう一つは自宅で治す方法です。
どちらの方法も基本的には薬を使うことで治療期間が短くなり早く治りますが、薬を使う以外にも治療方法はあり、また薬にも様々な種類があります。
亀頭包皮炎の原因となる一番の原因がカンジダがあります。
カンジダがカビの一種で環境が整っていればすぐに症状が起こってしまいます。炎症を起こしてしまったり、白い垢やかすが溜まっていたり、またかゆみや痛み、また膿が出てしまうこともあります。
このような症状が出るカンジダが原因の場合には、抗真菌剤を使用して治療をしていきます。
塗り薬としてはアスタット軟膏やステロイドが含まれている、ロコイド、キンダベート、グリメサゾンを使用します。
また亀頭包皮炎がカンジダではなく細菌などが原因の場合には、抗生物質で治療をして行きます。
カンジダと同じようにステロイド系の塗り薬や、オゼックス、クラビット、クラリスなどの飲み薬の他に、クロマイPやフシジンレオなどの塗り薬を使用します。
抗真菌剤や抗生物質のような薬は病院などで処方をしてもらう事も可能ですし、インターネットなどで購入することもできます。
ただし、そうした薬での治療の他にも自宅で亀頭や包皮を清潔に保つことも非常に重要な治療方法となります。
亀頭包皮炎の場合はもっとも重要な事は清潔さを保つことです。このような治療方法で大体1週間から2週間すれば症状が改善してきます。
亀頭包皮炎に効く薬用石鹸
亀頭包皮炎になった場合、薬を使用する一方で、清潔にすることも亀頭包皮炎の治療には必要不可欠ですが、基本的に石けんなどを使用して洗ったりすることは厳禁です。
これは、石けんなどで雑菌などは落ちていきますが、亀頭包皮炎の原因の一種であるカンジダ菌は落ちることがなく、逆に他の雑菌がいなくなったことによってよりカンジダ菌が増殖してしまう原因を作ってしまいます。
しかし、清潔にすることは必要不可欠なので、カンジダに効果のある薬用石けんを使うことで亀頭包皮炎を早く治療することが可能となります。
カンジダが原因の亀頭包皮炎に有効な薬用石けんにファンガソープEXがあるいます。このファンガソープEXには真菌を殺菌してくれる効果があります。
これはティーツリーオイルという成分がカンジダ菌に有効な成分で洗い流してくれます。
ティーツリーオイルは天然の抗生物質とよばれるほど殺菌力に優れ、カンジダ菌が皮膚に感染するのも防いでくれるので、性交渉などによるカンジダ菌予防にも効果があります。
またこのファンガソープEXにはシアバター成分も配合されています。シアバター成分は炎症を抑えると同時に高保湿成分もあるために、腫れや肌荒れも改善してくれます。
そのために、火傷や傷などの治療、また日焼け止めなどにも使われる成分です。ファンガソープEXはカンジダ菌に有効であるために、亀頭包皮炎の他にも、水虫や陰金田虫などにも有効です。
亀頭包皮炎には、細菌が原因のものとカビの一種であるカンジダが原因のものがあります。
細菌が原因の場合は、腫れやかゆみ、痛みなどを抑える軟膏などを中心に治療を進めるとよくなって行きやすいですが、カンジダが原因の場合はカンジダを消滅させなければなりません。
しかし、カンジダ菌は非常に根強く張っていることが多いために約1ヶ月ほど続けなければいけません。症状が酷い場合には2ヶ月から3ヶ月かかる場合もあります。
このようにファンガソープEXなどの薬用石けんなどで清潔にしつつ軟膏などを塗って早期治療を目指しましょう。
亀頭包皮炎の治療中に気をつけること
亀頭包皮炎になると、亀頭と包皮の部分が赤く炎症を起こしたり、白っぽいカスがたまり、かゆみや痛みを伴うこともあります。この亀頭包皮炎の治療においては、2つのことに注意をして治療を行います。
一つ目は、その原因が細菌などによるものなのか、それともカンジダなどのカビによるものなのかという点です。
両方共が原因である場合もありますが、治療中はどちらの原因であるかによっても使用する薬が変わってきます。
細菌が原因で亀頭包皮炎になっている場合には、抗生物質薬が必要となります。
塗り薬ととしては、フシジンレオやクロマイPがあり、飲み薬としてはオゼックスやフロモックス、クラビット、クラリスなどがあります。カンジダが原因の場合には抗真菌薬であるアスタット軟膏などを使用していきます。
またどちらが原因の場合でも、ステロイドを含む、キンダベート、ロコイド、グリメサゾンなどは効果的です。
もしも、どちらか原因がハッキリしない場合には、まずは細菌性の亀頭包皮炎に対する薬を使用して、その後カンジダなどを抑える抗真菌薬をしようしていきます。これらの切り替えは医師の指示にしたがって行うようにしましょう。
また、亀頭包皮炎の治療中に風俗店や性交渉をすることは避けなければなりません。
これは亀頭包皮炎になっているために、皮膚が弱く荒れており、様々なウイルスや雑菌などから守れなくなってしまっているためです。まずは薬と自宅での治療と予防に努めることが重要となります。
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