クラミジア(クラミジア・トラコマチス)という微生物は細菌とウィルスの中間に分類されておりオーラルセックスも含めあらゆる性行為によって感染します。
また、このクラミジアに感染しているとHIV感染症/エイズにも感染しやすくなると言われています。現在、もっとも氾濫している性病とも言われており注意が必要な感染症です。
男性の場合、主に尿道で感染し、のどへ感染してしまうこともあります。粘膜に感染するためあらゆる性交にて感染する可能性がありますが自覚症状が無い場合もあり保菌していることを気付かない場合も多々あります。
関連記事
クラミジア感染症の症状
男性の場合には感染後10日~20日程度の潜伏期間を経て睾丸、股間などに激痛が走ったり排尿時にも痛みが出ます。
尿道にかゆみがでたり睾丸が腫れたり膿が出たりしますが、女性の場合には症状をあまり感じないので気づかない可能性もあります。
そのまま気づかづ放置しておくと菌が卵管や骨盤にも達し子宮内膜炎、卵管炎などを起して子宮外妊娠や不妊症の原因にもなる恐ろしい病気です。
白いオリモノがでたり性交時の痛みや下腹部の違和感、生理痛が重い場合には感染した疑いがあります。
尿道のかゆみや軽い排尿痛がある
尿道からの分泌物(うみ)が出ることもある
頻尿になる
精巣上体の腫れ
軽い発熱や痛み
咽頭に感染したらのどの腫れや痛みに伴い発熱することもある
無症状の場合が多い
白い粘膜状のおりものの増加
まれに不正出血
まれに下腹部の痛み
まれに性交時の痛み
咽頭に感染したらのどの腫れや痛みに伴い発熱することもある
クラミジア感染者数
性病の中でも蔓延しているクラミジア感染症ですが、この日本だけでも100万人以上の人が感染していると言われており、毎年1万人以上の人が感染していると報告されています。
年齢も10代から20代にかけて急激に増えており性交経験のある人では5%~13%で感染しているとの報告もあるほどです。
クラミジア感染症の検査・治療
感染している部位によって診療する科はことなりますが患部から体液を採取または採尿してクラミジアの有無を調べます。
また、血液検査でも判明することもあります。治療法は抗生物質、抗菌剤を投与して治療していきます。
通常2週間程度の投与で症状はなくなることが多いですが完全ではない場合もあるので医師の指示を仰ぎながら服用していきます。
途中でやめたりすると再発したり、場合によっては薬の耐性をもった菌になる可能性もあり治りにくいケースに発展することもあるので完治するまでしっかり通うことが重要です。
一度完治しても感染したパートナー同士で繰り返し感染させることも多いのでパートナーと一緒に検査、治療したい病気です。
自覚症状が少ないので軽く見られがちですが不妊症、子宮外妊娠など重大な懸念もされますのでしっかりと検査、治療をしておきましょう。
症状は感染後10日~20日程度の潜伏期間がありますが検査は感染した日から2、3日あれば可能です。
関連記事
クラミジア記事一覧