尖圭コンジローマの検査方法には大きく分けて4種類の方法があります。まずもっとも多く検査で用いられるのは、尖圭コンジローマの症状であるイボを医師が目視する方法です。
実は尖圭コンジローマの検査は目視での判断のみで終わることが多いのです。それは尖圭コンジローマのイボがわかりやすく、イボができているときは尖圭コンジローマであるとすぐに判断できるからです。
しかし、男性、女性にかかわらず性器周辺にできるイボは尖圭コンジローマが原因というわけではありません。
中には、尖圭コンジローマが原因であるか判断が付きにくい場合もあります。そのような場合に行われるのが組織検査となります。
尖圭コンジローマに感染している場合には、その他の性感染症に罹っている場合もあったり、悪性であることも少なくないために、組織検査をすることもあります。
女性の場合、尖圭コンジローマのウイルスであるヒトパピローマウイルスが悪性である場合には子宮頸がんの危険もあるために検査をしておく方が良いでしょう。
組織検査では麻酔をかけてイボを採取します。そして、そのイボを調べ、ヒトパピローマウイルスがあり尖圭コンジローマであるのか、また悪性なのかどうかを検査します。
その他の検査方法としては遺伝子検査もあります。自宅で行う検査キットには、この遺伝子検査が用いられることが多く、アメリカFDAでも承認を受けているハイブリッドキャプチャー法が多く用いられます。
他の遺伝子検査ではPCR法なども用いられており、ヒトパピローマウイルスの型も判別することが可能となっています。
また血液検査を行うことがあります。尖圭コンジローマを調べると言うよりも、そのイボを調べ、梅毒の検査を行います。
尖圭コンジローマのイボと梅毒の時にできるイボは似ているために、梅毒である可能性があれば血液検査も行っていきます。
血液検査では尖圭コンジローマは血液中に抗体ができるわけではないために、尖圭コンジローマの検査はできません。
尖圭コンジローマの検査の費用はその方法によっても変わってきますが、目視での判断の場合は安価で、遺伝子検査などの場合は高価になってきます。
症状がない場合の検査、特に女性の場合のヒトパピローマウイルスに感染しているのかの検査には15000円程度の費用が掛かると言われています。
尖圭コンジローマの検査キット
尖圭コンジローマに感染している場合には、症状としてトサカや乳頭状のイボができます。
このイボができているときは尖圭コンジローマのウイルスであるヒトパピローマウイルスに感染しているとわかります。
しかし、どうしても、医師であっても尖圭コンジローマか判断しづらいこともあるために検査をする必要も出てきます。
もしも病院に行くことが恥ずかしい場合には自宅での検査も行うことができます。
尖圭コンジローマの検査で調べていくと、検査キットはヒトパピローマウイルスを調べるキットがでてきます。これは子宮頸がんとなる原因となるためです。
その一つにSTD研究所のSTDチェッカーがあります。これは女性のヒトパピローマウイルスの悪性かどうかを調べる検査キットです。
検査方法は簡単で、長い綿棒のようなカルポーターを膣内に挿入し、膣分泌液を採取します。
手順はこれだけで、あとは郵送で送ると3日から5日後には検査結果がインターネットで閲覧できるというものです。
もう一つ女性の検査で有名なキットは宅配ドクターで扱われている、子宮頸がんとヒトパピローマウイルスを検査できるキットです。
こちらもSTDチェッカーと同様に刈るポーターで膣内部の分泌液を採取して、送ります。
また、こちらのセットでは子宮頸がんの検査キットもついているので、もしも子宮頸がんも気になる場合は使用してみるのも良いでしょう。
男性の場合は、女性とは違い尖圭コンジーローマを検査するキットがあります。I LABOから発売されている検査キットでヒトパピローマウイルスの6型と11型を検査することができます。
検査方法はPCR法で遺伝子を増幅させて調べていきます。検査方法も亀頭部分を綿棒で擦るだけです。結果も約10日ほどで知ることができます。
もしも検査キットを使って尖圭コンジローマであるとわかった場合は、早急に病院での検査が必要です。
女性の場合は尖圭コンジローマに感染している場合は、膣内で子宮頸がんに関係するハイリスク型に感染している可能性も出てくるためです。
もしもハイリスク型に感染しているとなった場合にも継続的に検査をして行く必要があるために、尖圭コンジローマが見つかった段階で早く治療を行うようにしましょう。
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